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2007年10月16日
偉い学者より偉くなる方法。

六弦法師です。
最近、関西に来た人と橿原神宮の話で盛り上がったときに、質問を受けた。
「でも神武天皇って、存在しないんでしょ?」
どうやら、神武天皇架空説が学界の通説とされているから、らしいのだが。
正確に言うと「分からない」が、正解。
実在を証明する史料もなければ、非実在を証明する史料もない。
が、「架空なのではないか?」という学説を基に戦後の古代史研究が進んでいて、すっかり架空説が通説になりつつある、というのが現状。
きっかけとなった学術論文が発表されたのは大正時代のこと。
現在も学界ではこの大正時代の論文を読まないと、議論にならない。
ところで、弥生時代に稲作が始まった!ことは今では小学生でも知っているが、弥生時代の稲作が証明されたのは、昭和11年のこと。
古墳時代がいつから始まったか、漢字が中国から伝わったのはいつか、未だによく分かっていない。
分かってないことだらけの古代史で、今日もまた新しい発見がある。
考古学の発見は、僕たちに、大正時代の偉い学者も知らない「新しい知識」を授けてくれる。
いつの日か、偉大な学者たちを超えて、神武天皇の実在が証明される日が来るのかもしれない。
そう思うと、考古学はやめられない。
CityDO!編集部 : 2007年10月16日 11:34

