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2008年05月21日
何年かぶりに感動した演奏

六弦法師です。
僕はギタリストで、先輩はベーシストであります。
とある不思議な出会いで知り合ってからは、なんだかんだと一緒にスタジオに入ったり、若い頃組んでいたバンドの話などをして、一緒に遊ぶお友達なのであります。
ある日、その先輩から職場でライブをやるから、見においで、と、電話がかかってきました。図書館に行くついでに30分ぐらい、いいか、と思ってお邪魔することにしたのですが、どうにもこうにも釈然としません。
先輩の職場は老人介護施設、ライブとは無縁の場所なのです。
イッタイナニゴトと思って行けば、施設の職員の皆さんが出演し、施設に入所されているご老人を観客に演奏されているライブでした。
職員それぞれが楽器を奏でて~もちろんプロではないから、それなりの演奏なんだけれど、とても楽しい時間が過ぎていきました。
途中、ちょっとしたハプニングがあって、先輩に頼まれて音響の手伝いをすることになり、そのまま続く第二部のステージを、僕も施設の一員の振りをして?バックステージから支えることになりました。
そこで、僕はとても素晴らしい体験をしました。
機材の陰から、観客席のご老人の表情が良く見えるんですが、どの眼もすごくイキイキとされているんです。
介護施設のお年寄りは、職員さんたちの献身的な支えを受けて毎日の生活を送っていらっしゃるのですが、日ごろ接する職員さんたちの演奏を、まるで子や孫の発表会を応援する親のような表情で、優しい眼をして眺めていらっしゃるのです。
職員さんたちも「上手く演奏しよう」という気負いもなく純粋に演奏を楽しんでいらっしゃる。ご老人のなかには聴覚障害者もいらっしゃるのに、ステージを見てニコニコとされている。
「今この一瞬をみんなで楽しんでいる」素敵な演奏だったせいもあって、音楽とは「音」を「楽」しむことなんだ、と、改めて思い知った次第なのであります。
今後も、何かお手伝いできればいいな、と、そんな風に思った春の休日でした。
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CityDO!編集部 : 2008年05月21日 09:18

